貰ってきたｗ

さっき言ってた、きよた家さんから戴いちゃった小説を、
見せびらかすように（黙れ）うｐします（´▽｀）

ふひゃひゃひゃひゃｈ（ｒｙ
読んで鼻血出すがいいよ！！！

※きよた家さんから戴いた小説ですので、勝手にコピー、お持ち帰りは出来ません。
　ご了承下さい。


　　『学園ロマンチカ』


　昼休みを告げるチャイムが鳴り響く。
　最後の音が消えるのを待たず構内は一気に生徒で溢れてにぎやかしくなった。滅多なことでは来訪者もない家庭科準備室という我城で俺はその気配を感じつつ、さてお昼ご飯にしますかね、と弁当と取り出したところで平和な休み時間はあっさりと終わりを告げた。
　ずし、と左肩にかかった重みと、落とされる声。
「先生、やきそばパン買ってきてよ」
　そして教師を教師とも思わない高圧的な態度に、俺はかたわらの宇佐見を見上げた。
「はぁ！？　教師に生徒がたかるな！　つーかパシリにすんな！」
　俺が副担任を務めるクラスの生徒である宇佐見秋彦は、休み時間であろーがなかろーがこうして準備室に現れる。
　机の上に置いた俺の弁当箱を宇佐見は眺めながら呟いた。
「手作り弁当も捨てがたいが、一般中流家庭では昼に購買のパンは欠かせないと聞いた」
「この弁当は俺のです。てか、食いたかったら自分で買ってこいっつーの」
「あんな人ゴミの中に俺が入って行けるとでも？」
「その人ゴミに俺を行かせようとすんなー！！」
　これ以上は相手をしない、と決め込みぷいと顔をそむけた俺の様子に宇佐見はくすりと笑って、肩の上に乗っけていた肘をどかす。おや、と思ったところを座っていた椅子を回され、正面から覗きこまれ顔が近づいた。
「先生を食わせてくれるならそれでもいいけど」
「やめなさい」
　本気で学校でもキスをしかねない唇を両手で覆った。ひょいと眉を上げて不満を示すのでそのままぐぐっと押しのける。
　サボリ癖はあるものの、宇佐見秋彦はひじょーに成績優秀、品行方正な生徒である。しょっぱなのやりとりではないが、どーも年上として見られていないらしい俺は、この生徒といると教師としての威厳ってものを常々考えさせられる。――一年目の新米教師が何を言う、と角先輩にはバカにされるが。
「･･･高橋先生」
　気が逸れていたところにべろりと口元を覆っていた手を舐められてひゃっと高い声が上がった。なんつー声を出しているのかと顔が熱くなる。宇佐見も一瞬瞠目したが、すぐに意地の悪い笑みを浮かべた。
　大きな手で、顎を掬われる。
「――な、宇佐見く･･･」
「し」
　黙って、と囁く唇が触れる。硬い学ランの肩に埋まる指が震えた。
「っん･･･、だ･･･からっ、学校でこーゆーことすんなって言っただろ･･･！」
「大丈夫、鍵は閉めておいたから」
　悪びれもせずに薄く笑う宇佐見は俺の喉元に長い指を這わせた。ネクタイの結び目にぐっと負荷がかかる。
「先生、学校では必ずネクタイ締めてるよね」
　どうして、と問いかける低い声に俺はこくりと喉を鳴らした。宇佐見はゆっくりとネクタイの結び目を下げていく。
「こんな物で自分は大人だと主張して、それで俺を遠ざけているつもりですか？」
　くつりと笑う宇佐見がほどいたネクタイを噛む。
　まっすぐに向けられる視線を、俺は逸らすことができない。
　いつの間にかはだけられたシャツは遠慮のないクソガキの手で肩まで落とされる。針と糸を使ってボタンを付ける事は不器用でできないくせに、脱がす事に関しては器用に動く指が憎たらしくて苦し紛れに口にすると、エロガキは嬉しそうに笑った。
「そりゃ、日々こうして修練を積んでるからだろ――美咲」
　学校で名前で呼ぶな。
　そう言おうとした言葉は、時々見せられる幼くて無邪気な笑顔に封じ込まれる。


　　END.



きよた家さんホントにありがとうございますー！！ＴＴ
一生大事にとっておきますね><*

萌えな小説をご馳走様でした♪